やわらか深海魚の日記

ポールダンスが趣味です。

人生初のソープに行ってきた話

秋の夜長。爽籟の心地よい響きを感じながら降り立つは東京吉原。今回この地に降り立ったのは他でもない、ソープランドに行くためである。これまで料亭、ピンサロ、オナクラ、チャイエス等々、様々な風俗()に足を踏み入れてきたが、ソープランドには行ったことはなかった。そういうわけで「そろそろソープに行こうか...」と思い立ち、そして行くのであれば花町...もとい指折りの風俗街に行きたいということで、吉原を選択した。

 

 

吉原に降り立った後、しばし店舗を散策。しかし飛田新地と異なり女の子が鎮座しているわけではないので、女の子の写真を見たいのであれば店の中で写真を見せてもらう必要がある(友人が店の奥まで連れて行かれそうになったのは笑った)。全部の店を回って吟味するというのも一興だが、時間の関係で今回はそうしなかった。吉原に詳しい知人に自分の持っている料金で満足感が高いお店を聞き出し、ある程度当たりを付けてからお店を見て回った。人間の心理からすれば、選択肢が膨大すぎると判断が遅くなるものである。ある程度決め打ちして、少なくなった候補から自分の本能の赴くままにお店を選ぶ。勝負はここから始まっている。これが賢者の戦い方である。まだ賢者タイムじゃないけど。

 

 

そしてあるお店(店名はあえて伏せる)を選択。値段は50分で17000円。初めてということで1000円割引してもらった。大金を持ち合わせていたわけではないので、値段を考えてこのコースにした。その時点で夜9時だったが、既に最終枠で1人を残すのみということだった。待機時間も長かったが、おすすめされた他のお店に行くのも億劫だったのでここに決めた。17Kという、吉原にしては安い価格帯のお店ながら待合室は非常に綺麗で、ものまねの番組がテレビで流れていたので、それを見ながら待ち時間を過ごす。こういうお店は入るまでがドキドキ緊張するのだが、待ち時間が長かったのもあり、呼ばれる前には完全に緊張がほぐれていた。結局30分くらい待ち、待合室での態度と声がデカくなり始めた頃にボーイから呼び出しがかかった。「10時から〇〇(嬢の名前)でお待ちのお客様。ご案内致します。」

 

 

 

 

 

待合室を出る。そして階段で上の階に行くよう案内を受ける。お洒落な内装の廊下を歩き、角を曲がって階段に差し掛かったところでその中腹あたりに女の子が立っていた。その女の子は身長155cmCカップでスタイルは良かった。しかし、はっきり言って顔はそうでもなかった。店の入り口で女の子の写真を見せてもらった時、直感的に「あ〜これ現物そうでもない感じっぽいなぁ〜」と、ある程度覚悟はしていたが(クソ失礼)案の定である。「まぁ全然ヤれなくはないし、17Kくらいでヤるならヤってあげてもいいかな」と思った。

 

 

「はじめまして〜」と嬢。それをそのまま返し、嬢について階段を登る。スタイルが良いなとは思っていたが、階段を登る際、目の前にハリのあるお尻が出現した!どうする?

 

 揉む        

▶︎我慢する                      

 

ここでは我慢するを選択。一週間ほどオナ禁していたら多分噛みついてたと思う。それくらい魅力的なスタイルであった。

 

 

 

突如発生したラッキーエロで息も絶え絶えになんとか階段を登り、いざ入室。部屋は15畳ほどはありそうな広めの空間で、入って右側半分がシャワーと浴槽、そしてマットプレイで使うであろうマットが置いてある(50分コースでは使わない)。左手側には部屋に似つかわしくない小さめなベッドが置いてあり、いくつか小物を置く場所があった。

 

 

ソープは初めてなのでこれが標準なのかはわからないが、どこのお店も概ね変わらないだろう。やはりある程度の値段を払うだけあって、設備はしっかりとしている。そして嬢の荷物も置いてあり、そこには電子タバコが置いてあった。喫煙者ですか。そうですか。

 

 

ともあれ、部屋に入って落ち着きなく立ち尽くしていると「じゃあ服脱いで〜」と嬢。

「脱がしてくれねぇのかよ!こっちは金払ってんだぞ!」言えるわけない

 

 

素直に自分で脱衣をしていると嬢も徐に服を脱ぎ始める。控えめな乳房(Cカップ)にメリハリのあるくびれ、そしてその下に続く広めの骨盤(パイパンだった)と、くびれからは想像もつかないハリのあるお尻。安産型かな(ニチャア)

 

 

 

そして服を脱ぎ終わると「シャワー浴びよっか」と言われ、「えらいヌルッとシャワーまで行くんだな」と思った。シャワーで体を流してもらう。正確にいうと体というか陰部周りだが。女性に陰部を洗ってもらっている時のゾワゾワ感?というか、あの不思議な感覚は心地良さを感じる。どこか懐かしささえ感じる。そんなわけなくて草。

 

 

 

体を流し終えると今度は嬢と一緒に浴槽に入り、そこで歯ブラシとイソジンを渡される。中にはそれらを拒否する猛者もいるらしいが、俺は優良客であることをアピールし、後のサービスを良くしてもらう為にガシガシ歯を磨いた。歯ブラシ折るくらいの気持ちで。イソジンでアホみたいにうがいしたから多分キモいと思われたと思う。でもその後のdeep kissの為には多少の羞恥心は捨てなければならないのである。

 

 

 

そして歯磨きが終わったらいよいよ普通に入浴で、体勢としては足を伸ばしてそこの間に嬢が入る形である。嬢の背中が見える状態なので、夢にまで見た"背面乳鷲掴みパーティタイム"である。そこでイチャイチャして気持ちを高めようとしたのだが、まぁ〜〜〜会話が盛り上がらない。

 

ソ「スタイルめっちゃいいね〜」

 

嬢「最近太ってきた」

 

ソ「今くらいが一番良いと思う!」

 

嬢「うん」

 

は?

なにこれ。俺が悪いの?普通にシバきたくなってきたな。乳もぎ取れるくらい揉みしだいてやろうか?あまり調子に乗るなよ。

 

 

 

盛り上がらない会話と股間。冷め切った空気で浴槽を出る。タオルを渡され体を拭き、そのままベッドに行くように促される。仰向けになっていると、嬢が上に跨って乳首責めをしてくる。が、残念なことに俺は乳首で感じないのである。嬢もそれを察したのか「乳首感じない?」と聞いてくる。嘘はつけないので「感じない」と答えると、乳首責めを諦め、唾液ローションで手コキに入る。しかしびっくりするくらい勃たない。多分さっきの浴槽で気持ちも股間も冷め切ってしまったからだろう。それでも12分もすれば次第に元気になり始める。唾ローションを45回程補充し、完全に勃ったところで枕の横にあるタオルからゴムを取り出す。嬢の慣れた手付きでゴムを装着にしてもらう。そしてゴム装着後、俺の脳裏には一つの疑問が浮かんだ。

 

「フェラはいつ...?」

 

ゴム付けたらフェラするのかな?と思っていたところ、嬢が自分の唾液でオメコを濡らし、上に跨ってきた。あ?お前、フェラしないで挿入する気か?セックス前のフェラは義務教育だろうがよ。最終学歴保育園か?

 

 

ソープ嬢だし言えばしてもらうことはできると思う。でもこれまでの雰囲気的に多分したくないんだろうなと思ったし、言ってやってもらうのも自分の気持ち的に萎えるなぁと思ったので、嬢のなすがままに挿入を受け入れることにした。

 

 

いざ挿入......ンホッ!月面着陸...

 

 

サービスがどうだとか色々言ってもこの瞬間だけはたまらなく良い。少し気持ちが盛り上がったので騎乗位に合わせて腰を動かしてみる。これが僕らの共同作業です。

 

 

少し騎乗位をした後、嬢が疲れてそうな素振りを見せたので、正常位に体位変更。顔はあんまり可愛くなかったが、やっぱり顔を見てするのは支配感もあって気持ちいい。しばらく一心不乱に腰を振っていると

 

「んっ...あっ...

 

と、控えめながらも喘ぎ声が聞こえてくる。例えこれが演技だろうがなんだろうが、喘ぎ声はやはり男に快楽・愉悦をもたらすものである。そしてその喘ぎ声で気持ちが昂ったので、「今がdeep kissのタイミングだ...!」と思い、口を近づけkiss...

 

 

...ん?あれ?舌が入らんぞ???

と思っているとどうやら歯でガードされているらしい。鉄壁の防御である。ちょっおまっ...こっちは17000円も払ってんやぞ?なんで俺は17000円払って嬢の前歯舐めてんねん。もうこの際歯垢舐め取ってやろうか?あんまり俺を舐めるんじゃねぇぞ。

 

 

deep kissを断られたショックと、突き続けでしんどくなってきたのでバックに移行。正常位で少し悲しい気持ちになったが、そんな悲しみが吹き飛ぶくらいバックがエロい。お尻が大きいのだ。こんなの公然わいせつ罪だろ!!ソープだから許されてるだけで、君のその尻は普通にアウトだから。

 

 

ただ、気持ちいいかと言われるとそんなに気持ち良くはなかったので、早々に対面座位に変更。対面座位は密着感が非常に良い。そこでもdeep kissは歯ガードに阻まれる。そこで俺は攻め手を変える。deep kissを諦め、乳首舐めに移行したのである。乳首はいつでも俺を優しく出迎えてくれる。乳輪から丹念に舐め回し、ペースを変えながら本丸に辿り着く。これは嬢も気持ち良さそうである(気がした)

 

 

 

 

そして飽きた。あんま気持ち良くないし。

 

 

 

 

もうそろそろ潮時か...と思い、最後は寝バックを指定。既に汗はダクダク、腰の振り過ぎで疲労困憊の俺に残された最終手段である。この体勢は足ピンプーストも使える為、個人的に非常にイキやすい体位なのである。「これでイけなかったら俺はもうお店に行くのをやめる」という不退転の覚悟()を持っていざ寝バックへ。

 

 

 

ズプッ...んおぉぉ〜これこれぇ...

 

 

 

あまりの気持ち良さに一瞬でイってしまいそうである。そして嬢の方もそれなりに気持ちいいようで

 

「あっ...待ってそれダメっ...」「んんっ...!ちょっとヤバいかも...

 

と、さっきまでまるで出していなかった嬌声を上げ始めたのである。真偽の程は不明だが。

 

 

声も次第に大きくなっていったので、もう少しこの時間を楽しみたいと思っていたのだが、生憎俺の息子が限界を迎えているらしくここまでのようだ。せめて少しでも粘れるように頑張ったのだが、抵抗虚しく陥落。嬢の方はというと...なんだか膣の辺りがびくんびくんしているようだった。俺はイったと思いたい。これを自分でやっている、即ち演技だとしたら流石に泣く。本当にお願いします()

 

 

嬢の「イけた?」という声で遠のいていた意識を取り戻した俺は、大量の精子でだるんだるんになったコンドームを外し、譲とのアフタートークに興じる。そこでも特段盛り上がるような会話はなかったのだが、「話している時も塩対応の子なので、逆に行為中の反応は全て正直なものだったのではないか?」と思うことができた。即ち、あの時イったように見えたのはサービスでもなんでもなく、本当にイった可能性が高いのではないか?ということである。非モテはこうして自分に都合の良い解釈を行うことで、より非モテになっていくのである。

 

 

 

アフタートーク後のシャワーを済ませ、最後に俺だけもう一度浴槽に浸かる。そしてその時俺は"見てしまった"嬢がシャワーで口をジャバジャバ洗っているのを。これはガチで凹んだ。そんなにキス嫌だったんか...このまま浴槽に沈んで死のう...と思った(やめた)

 

 

 

このままではやり切れないと思った俺はせめてもの報復として、嬢がオメコをガシ洗いしている瞬間を精一杯脳裏に焼き付けた。俺が本気を出すとこういうことができるんだぞ?俺の恐ろしさが"理解ったか"?と、浴槽で体育座りしながら考えていた。

 

 

 

タオルで体拭いて服着て退室。最後の最後までめちゃめちゃ塩対応で、正直この子だったらもう二度と行かないかな、というのが正直なところである。17000円払って前歯舐めたの、俺、一生根に持つから。忘れんなよ。

 

 

 

 

 

とはいえ、射精自体はしているので体はスッキリしている。爽籟も穏やかになりつつある夜道で、俺は最後に嬢と交わした言葉を反芻していた。いや、本当はすぐ理解していたのだが、体が受け入れることを拒否していたのだろう。あまり過去のことに固執するのは良くない。最後にもう一度だけ思い出して、もう綺麗さっぱり忘れよう。この経験がこれから先、豊かな風俗経験に至る道程になると信じて。

 

 

 

 

 

 

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...キス嫌だった?」

 

「ん。まぁ、好きって言ったら嘘になるかな。」

 

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               終