やわらか深海魚の日記

ポールダンスが趣味です。

猫カフェに行ってきた話

冬ぬくし海をいだいて三百戸

 

まさしくそんな天気である。雲ひとつない抜けるような青空に、心地よい気温。

「もはや神からの祝福なのでは」と思えるほどの陽気に包まれながら舞い降りるは新宿歌舞伎町。老若男女・外国人観光客が入り混じるこの街で、どうやら話題の猫カフェがあるらしい。なんでも歌舞伎町No. 1とのことだ。「そもそも歌舞伎町に猫カフェがあるのか?」などと無粋なことを言ってはいけない。人間には気付いていても気付いていないフリをしていた方が良いこともあるのだ。

 

さて、私は超がつくほどの猫好きである。犬派の方には申し訳ないが、犬と猫どちらを取るかと聞かれれば質問を遮るほどの速度で「猫」と答えるであろう。犬が嫌いなのではなく猫が好きなのだ。好みの問題なのでそこは許してほしい。

 

戯れはこの程度にして、本題に入ろう。

今回私が訪れた猫カフェは「にゃんにゃんパラダイス(以下、にゃんパラ)」である。みなさんお察しの通り、名前の時点でめちゃくちゃ猫である。もう、それはそれは猫である。"にゃんにゃん"の時点でめっちゃ猫なのに"パラダイス"ときたもんだ。あー、これめっちゃ猫だわ。一体どれほど猫なんでしょう。

 

にゃんパラは新宿駅からTOHOシネマズ新宿(ゴジラが顔覗かせてるとこ)方面に歩く途中にある。猫カフェにしては若干周りに風俗店が多いような気もするが、紅一点といったところだろうか、逆に風俗店の並びの中で一際目立つ存在になっていることは、皆の想像にも難くないだろう。

 

にゃんパラの開店時刻は12:00である。私は開店の1時間以上前に着いてしまったので、その間に本日出勤している猫の確認をしたり、予め店の前を何食わぬ顔で通過して店へのスムーズな導線を確認したりと、有意義な時間を過ごした。

 

「せっかく猫カフェにいくのにあまり猫がいないのでは十分に楽しめないのではないか」という心配もあったが、12:00出勤の猫が10匹もいたので、その心配は杞憂に終わった。いくら猫カフェといえど、開店と同時に入って待ちが発生することはないだろう。回転率はそこそこ良いはずである。

 

ぽつぽつと思考を巡らせていると、開店10分前である。少し離れた場所で待機していた私はお店へと向かい、シャッターが開いているのを確認する。「しまった、出遅れたか」と思い早足で入店するが、店内に待機客はいない。ほっと胸を撫で下ろし、薄暗い店内で受付の男性に話しかける。

 

「いらっしゃいませ。当店のご利用は初めてですか?」

「初めてです。」

「そうしましたらこちらの注意事項お読みください。ゆっくりで構いませんので、すべて読んで頂くようお願いします。」

 

なるほど、猫カフェは繊細な猫もいるだろうから、しっかり理解した上での入店をしろということなのだろう。私は言われずともちゃんと読む方だが、そういう客が現れれば双方にとって不利益なのは明白。事前にそういう人をなくす上では大切なことだろう。

 

全て読み終わったところで声をかけられる。

「何分コースになさいますか?」

「30分コースでお願いします。」

「かしこまりました。ただいま開店直後ですので指名できる子が多いですが、いかがなさいますか?」

「そうですね...」

 

モニターに映し出される猫を確認する。逡巡の後、

「60番の子でお願いします。」

「かしこまりました。」

 

割引があったので指名料込みで7000円だった。30分7000円は猫カフェの相場としては非常に高いが、それだけ良い猫を揃えているのだろう。期待が高まる。

 

「それではお客様5番シートにご案内でーす」

そう促され薄暗い店内の廊下を進んでいく。

 

店内は照明がほとんどなく、暗所に慣れていない目では内装を把握することもままならない。なんとなく間仕切りがされていて、朧げながら既に何人か仕切りの向こう側に座っている客がいるのがわかる。また、そこそこの音量で曲が流れている。どうもJ-POPのようだ。待っている間は特にやることがないので、とりあえず一通りの身の回りの整理と状況確認(暗くてなんも見えん)、店内放送に耳を傾けながら待機することにした。

 

放送を聞く限り、シートはそこそこの座数があるようである。

「11番シートお客様ご案内でぇす」

などという声と共に、続々と客が入店してくる。開店直後で一番客が多く入ってくる時間だ。すぐに座席が埋まったのがわかる。

 

ややもすると、徐々に猫が付近の座席に入っているようだ。暗順応した目を凝らすと、皆スタイルが良く若い猫のようである。そして皆一様にセーラー服を着ている。これは期待できそうだ。

 

そして遂に対面である。自分のシートにも1匹の猫が入ってくる。スタイル良好。若さ良し。で、顔は?というところだが、ぶっちゃけ完全に慣れきっていない目でははっきりとその顔を見ることはできなかった。しかし雰囲気的には十分可愛い。最近はよくわからんチャイエスとかおばさんとか、スタイルが「ゲートガーディアンか?こいつ」となるような、ともかくここで書くのすら憚られるような特級呪物を相手にしていたので、若くてスタイル良い日本人というだけで涙(我慢汁)が出てきそうである。あ、日本猫。

 

部屋に侵入してきた猫はBGMにかき消されない程度の声でこう言った。

「あのです。」

ん???あの??あのあの???あのってあのあの??

言葉遊びみたいになってしまう。一応聞き返す。

「あの?」

「あのです。」

 

ふむ。猫選びの段階では名前をちゃんと見ていなかったのだが、どうやら「あの」という猫らしい。よく見ると「あの」と書かれた札を持っている。なるほど、そういう名前なのね。挨拶を済ませると、あのちゃんが話しかけてくる。

 

「お兄さんはピンサロ来たことある?」

「結構前にあります。」

「そっか〜。新宿はよく来るの?」

「たまに来ますね。」

 

久しぶりの日本人(猫)なので会話がうまくできない。そんな情けない私を見てか、そっと手を絡めてきたあのちゃんは「お兄さんの上、乗ってもいい?」と聞いてくる。「うん」と短く答えるとあのちゃんが上に乗り、ハグしてくる。流れに任せて俺もハグして、どさくさに紛れてケツを触る。というか揉む。セーラー服のスカートの下からお尻を触るなんて、全男性の夢ではないか?夢のような時間を堪能していると、あのちゃんの方から「キスして大丈夫?」と聞かれ「もちろん!ペロペロ」とふざける余裕などあるわけなく「うん」と返すと、そこからkiss timeである。あのちゃんの出方を探っていると、舌を入れてきたのでdeep kissをする。

 

ーーーどれくらいの間そうしていただろうか。

 

既にkissだけで3分程は経っていると思う。長いなこれは、とケツを揉みながら思った。ほんで肌スベスベやな。綺麗なケツの形しとんな。ケツやらけ〜〜〜

↑評論家気取りの真顔で。

 

とはいえ流石にkissしてる間お尻を揉んでいるだけでは面白くないので、手マンへ移行することにした。

「下、触っていい...?(クソキモウィスパーボイス)」

自分でもびっくりするくらいキモくてワロタ。よく出禁にならなかったと思う。あのちゃんは「うん」と言ってくれたので、じゃあ、失礼するでごわす。

 

初めは下着越しに触り始め、あのちゃんの腰がヒクついてきたところで

「直接触っていい...?」

と聞くと良いというので、下着と肌の隙間から手を入れ触る。たとえ演技だとしても、腰がびくついて、少し声を出してくれるのはとても良い。私の股間も大喜びである。膣内の温度を指に感じながら、上の口はひたすらdeep kiss

こういうのでいいんだよおじさんが頭の中で頷いている。最近はこういう"過程を楽しむ"どエロい行為が全然なかったので、私も一緒に頷いていると、そろそろ次のステップにいってもいいんじゃないかおじさんが「そろそろ次のステップにいってもいいんじゃないか?」と言うので、脳内会議の結果、東京ま◯こ舐めンジャーズを行うことにした。まあそれには相手方の確認が必要だろうから、名残惜しくもkiss(10分くらいしてた)を中断してまん舐めの許可を取る。下着は脱がせられないとのことなので、あのちゃんをM字開脚の姿勢にし、下着をずらしながら舐めることにした。猫カフェでまん舐めをする客ってどれくらいいるのだろうか?と思いながら「ぺろぺろ、おいちー(笑)」とマン汁を堪能していると

 

「じゃあそろそろズボン脱いで...しよっか」

 

あまりのエロさに意識が飛びそうになった。えっ!?この状態からでもフェラしてくれる猫カフェがあるんですか!?

 

ズボンを脱ぎ(なぜか片足だけ完全に脱いでOKらしい)、息子を拭いてもらったところでふとある疑問が浮かぶ。

「ゴムありなんかな...?」

まああるならあるで性病予防になるし、無ければないで気持ちいいしでどっちでも良かったのだが、あのちゃんは拭き終わった俺の息子をそっと握ると、一目散にかぶりついたのである!

 

生きてて良かったー!ありがとう神様!あとは性病にならないことを祈るばかりだ!

 

ちなみにフェラ自体は可もなく不可もなくといった感じであった。しかし、フェラはそのものの気持ちよさもそうだが、何より「こんなに若くて可愛い子にフェラさせているのだ」という優越感が大事だと思う。例えどんなにフェラが上手いババアがいても「まぁ気持ち良くはあるが...」という感じで精神的な快楽に結びつかないのである。フェラは心を満たすもの。そう思っていれば、どんな拙いフェラにも寛容になれる。なんなら「うまくできないなりに一生懸命やってくれている。こんなに尽くしてくれるなんて。明日から仕事頑張ろう。」的な気持ちになるのである。

 

頑張って舐めてくれているあのちゃんの為に「そこ良い」などと言うことで、気持ち良いフォームを固めていき、最終的には「ちん先を咥えながらちん棒をしごく」形に落ち着いた。そして終了時間が2〜3分前に差し迫った頃、遂にその時がーーー。

 

あのちゃんは吐精されたものを最後の一滴まで搾り取るように舐め取った。賢者タイムに入っていると、事務的に股間を拭かれ「名刺渡しても良いですか?」と聞かれるので「ください」と食い気味に答える。若干引かれた。行為中ずっとフレンドリーに話しかけてくれたのに、最後に敬語なのは触れないでおこう。人間には気付いていても気付いていないフリをしていた方が良いこともあるのだ。

 

名刺を待つ間、最初に出されたお茶で口内に残った"あのちゃんのマン汁(命名:あの汁)"を体内に流し込む。ここだけは本当に見なかったことにしてください。自分でもびっくりするくらいキモくて吐きそうです。

 

ぼんやりと待っていると、終了を知らせる放送が流れる。

「5番シートお時間です。」

そしてその直後、店内のBGMが聴き馴染みのある曲に切り替わる。これは...

 

テーッwテレテッテッテッテw強くなれたぜッ!1人じゃできなかったッ!僕たちがーッ!巡り会えたことにマジで感謝ーーーッ!!

 

吹き出した。

 

T-Pistonz+KMCの「マジで感謝!」である。このタイミングで笑わんやつおる?賢者タイムに聴いておもろい曲ランキングぶっちぎりの一位だと思う。最近サブスク解禁されたからって気合い入れんな。

 

懐かしの曲に想いを馳せていると、「お待たせしました〜」と名刺を持ったあのちゃんが帰ってくる。シートを出る時には「手繋ご〜」と言って受付までエスコートしてくれた。細くて小さい、綺麗な手だった。

手を振ってお別れする。

「ご利用ありがとうございました」と男性の声が聞こえる。受付の前には5、6人ほどが列をなして座っていた。

 

店を出る。時刻は正午を30分ほど過ぎた頃で、太陽の光が暗がりに慣れた目に眩しい。あのちゃんは素晴らしかったと思う。最後の最後までホスピタリティの塊だった。あとあのちゃんに顔似てた。だからあのって名前なんだと思う。今更そんなことに気付いた。

 

そしてもう一つ気付いたことがある。にゃんにゃんパラダイス。全然猫要素なかった。パネルの写真で猫耳とか付けてるだけで、女の子も実際会ってみたら猫耳なんか付けてやしない。唯一猫感あるところといえば、お店の壁に猫の肉球が可愛らしく判押されてるくらいのものだ。これを猫カフェというのは流石に無理があったか。

 

ぶっちゃけピンサロとしてはかなり良かったので、多分またお世話になるだろうと思う。皆さんも新宿に行く用があればぜひ立ち寄ってみて欲しい。非常に素晴らしい猫カフェです。

 

曲だけなんとかしてね。

 

歯ッ!をッ!食い縛ってッ!我慢したけどッ!

泣いちまったッ!

でもみんなが肩をたたいてくれたッ!


変ッ!にッ!照れくさくてッ!言えなかったんだよッ!

ありがとなッ!

僕たちの絆にマジで感謝ーーーッ!!

 

 

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