やわらか深海魚の日記

ポールダンスが趣味です。

姫初めしてきた話

2023年1月2日。

 

年始の特別感も冷めやらない時期である。まだまだ初詣に行っていないという人は沢山いるだろうし、オレもそのうちの一人で、毎年なんだかんだとぶつぶつ言いながら重い腰を上げて2日の夜中に初詣に行くことが多かった。薄く重みのない財布から5円玉をさっと抜き取り、それを賽銭箱に投げ入れる。神様への感謝、それと、なんとはなしに世界平和と人々の健康を祈ったりなんかしてオレの初詣は終了する。今年もそんな予感がしていたのだが、どうやら今年の初詣は一味違うらしい。

 

昨年の10月半ばに初めてのソープを経験したオレは、約3ヶ月の間に3回もソープに行き、様々な経験をしてきた。そして、今4回目に向かおうとしている。今回向かった先は、茨城の土浦である。

 

元々茨城にソープがあるという話は聞いていたのだが、中々そちらに赴く機会がないというのと、まぁその、こう言ってはなのだが、吉原なんかと比べると一枚落ちる感が否めないのではないかと。そういう思いもあったので、これまでは行ったことがなかった。ではなぜ今回土浦まで行ったのかというと、友人との集まりで茨城に行く用事があったこと、また、3回吉原に行ったことがあるので、普段と違う経験をしてみたかったという思いからである。

 

そんなわけで土浦・桜町着弾。吉原と比較するのもどうかと思うが、店舗数は全然少ないし、何より雰囲気がいかにも”田舎の風俗街”といった感じで、むしろそのレトロチックなところに魅力を感じてしまったりもする。そんなに悪くないな。

街の雰囲気を楽しむのもそこそこにお店選びを始める。今日はお金をあまり使うつもりがなかったので、50分15000円くらいの割と安めのお店に行こうと考えていた。その前にアホみたいに散財したのがデカい。

 

お店選びの最中、キャッチのお兄さんに話しかけられ、そこから無料案内所に行くことした。初めてでよくわからないのと、当たりはずれというよりは嬢のレベルや雰囲気を楽しみたいと思った(予算内なら正直なんでもよかった)からである。

オレはできる男なので嬢を即決し、50分15000円のコースを選択。精算を済ませてしばし待機。一時間くらい待機することになったが、これも慣れたものである。待合室でふんぞり返って待っていると、今日がバイト初日かのような大学生くらいの店員から呼び出しがかかる。

「ろ、6番の予約でお待ちのお客様」

勢いよく立ち上がり、案内に従って廊下を進む。店内は黒が基調だがところどころ赤い装飾が施されており、控えめながらも個性を出そうという試みが伺える。しかし、そんなことよりもとにかく店内が臭い。風俗店独特の甘い匂いとタバコやらなんやらの匂いが混ざり合っているのか、異臭とも言えるほどの強烈な匂いがした。若干の不快感に包まれながら、カーテンの前に案内される。店員のやる気のない「どうぞー」という声を横目にカーテンを開けて嬢との対面である。

さて、今回の嬢はどうかな?

 

「...。」

一瞥したのみですぐに階段を登り始める嬢。まさかの無言である。今までファーストコンタクトで無言というのは経験したことがなかったので、面食らって階段を登る嬢の足を眺めるしかできなかった。膝の裏にほくろがあった。

 

嬢の服装は下が制服のスカートで、上はワイシャツの上から髑髏があしらわれたパーカーを羽織っている。服装はかなりオレ好みのいやらしいさである。そんなこんなで2FL分階段を登ると部屋に着く。そこで扉を開けながら、小さい声で嬢が一言。「どうぞー。」

 

あまりにも淡白な声掛けに不安を隠せないオレは、部屋に入ってからその不安がより一層強まったことを感じた。部屋はそれなりの広さがあるのだが全体的に暗い印象で、元は透明だったのだろう、今はくすんでしまっているローテーブルがあり、机の上には嬢の荷物とタバコまみれの汚い灰皿、モンスターエナジーが置いてある。奥はシャワー・浴槽なのだが、その水回りも遠目から見てはっきりとわかるほどカビが生えていた。マットプレイで使うであろうマットも手入れがなされていないのか、茶色く変色している。

 

吉原とのあまりの違いに、部屋をキョロキョロと観察していると「なにそんな見てるんですか?座っていいですよ」と強めの口調で言われる。怖くて草。その言葉通りにベッドに腰掛けると、ベッドに敷いてあるタオルが若干湿っているのがわかる。衛生管理終わってて草。

嬢は預けた上着をハンガーにかけながら何かを質問してくれていたようだが、オレは耳が悪いのもあって「ん?」と聞き直してしまった。すると「きょうは友達と来たんですか?💢」と、かなり語気荒めに言われた。キレてて草。ガチギレしてるやん。俺なんも悪いことしてないけど。

こうしたちんさぶ案件もあり「正直今日はハズレだな」と思った。部屋は汚いし、なんか知らんけど嬢はキレてるし。マジで理不尽すぎて草

 

そういった不利な条件下ではあったが、嬢はそれなりに質問や会話をしてくれたこともあり「元々怒ってるふうに見えやすい子なのかな?」と思えるようになった。会話中オレに見向きもしないでずっとタオル畳んでたけど。しばらく会話をしていると「風呂入るんで脱いでくださーい」という投げやりな言葉をかけられる。お店での脱衣もすっかり慣れたものだ。なんの躊躇もなく服を脱ぎ、丁寧に服を畳んでカゴに置く。ふと顔を上げると、嬢も脱ぎ終わっている。高速脱衣である。

 

促されながら浴室に移動、体(ちんこ)を念入りに洗ってもらい、歯も磨いて浴槽に入る。ここで一つ驚きだったのだが、吉原ではどの子でも必ず浴槽に一緒に入るのに対し、この嬢は俺が浴槽に浸かっている数分の間、ずっとシャワーで体を流し続けていた。地元トークに花を咲かせながら「まさか一緒に入らないとかある???」と思っていると「じゃあ上がっていいですよー」と言われる。本当に入らないの草。「この店教育なってなさすぎるやろ」という気持ちを抱えたまま、浴槽を後にし、体を拭いてベッドに横たわる。まぁ、いつもの。

 

そして横たわっていると「上と下どっちが好き?」と聞かれる。おそらく体位の話だろう。どっちにも良さがあるので「最初は騎乗位でお願いします(真顔)」と言う。すると嬢はまずキスから入り(キスから入る子は初めてだったのですごい興奮した)、乳首、鼠蹊部と上から丁寧に舐め上げ、ついにいきりたった股間を舐めに入る。そのタイミングで、先ほどの無料案内所で、ボスと呼ばれている男からこの嬢の紹介をしてもらっていた時受けた説明を思い出す。

「この子は前ピンサロで働いてたんでフェラが極上ですよ❗️めっちゃ気持ちいいです❗️」

まるで舐められたことがあるかのような言い方に笑いを隠せなかったのだが、そういうことを言われると期待せずにはいられないものである。いざフェラに入ると、確かに上手だった。「可愛くフェラしよう」みたいな、甘えたフェラではなく「フェラだけでイかせてやる」という決意に満ちた力強いフェラで、顔が崩れるのも気にせず舐め続ける姿はアスリートを彷彿とさせる。あれこの子フェラのワールドカップやってる?

 

テクニックも確かなもので、気持ちいいところとそうではないところの緩急の付け方が非常に絶妙である。まあ流石にイくことはないが、今までの嬢の中では一番気持ちよかったのは確かである。ここで今までの粗相というか、マイナス面がかなり解消されてきたことを感じる。

 

5分ほど丁寧に舐められた後、騎乗位に入る為ゴムを取り出し装着するのだが、ここではじめての装着方法を体験した。嬢はゴムを口に咥えると、そのままいきりたったちんこを包み込むように、一息にゴムを装着したのである。思わず感動して「おおっ」という声すら漏れてしまった。話には聞いていたが、ここまで綺麗にできるものなんやね。尊敬しています。

 

そして騎乗位に入る。慣れた手付きでローションをちんこにさっと一塗りするとすぐに挿入...はできたのだが、ちょっと今回の嬢、穴、きつい。浅く入った状態から上下運動をするような形である。まあ騎乗位は上手なんだろうが、穴がそこまで大きくないのか、奥まで包み込まれるような感覚がない。「これはどうしたもんかなぁ」と思っていると「交代して」と声がかかる。疲れたのだろう。まあそろそろ体位変更したいと思っていたところだし、正常位で確かめてみようということで、正常位に体位変更。

 

ゆっくり挿入していって、まあまあ奥まで入ったので膣を慣らすようなイメージでゆっくりと動かしていく。少し慣れたかなというところで少しずつペースを上げていったその時、事件は起こったのである。

 

「痛った!!」

 

大きな声が部屋に響き渡った。急に大声を出されたのでオレもびっくりして動きが止まる。「え?なんか僕やっちゃいました?」そんな顔をしていると嬢が大きな声で一言。

 

「デカいんだよ!!💢」

 

ガチギレされて草。部屋に微妙な空気が流れる。「なんかすみません」としか言えずにいると「イキにくいの?」と聞かれる。いやそんなことはないんですけどね、そう答えるともう一度嬢が上に跨ってきて、騎乗位をされる...かと思いきや、全力のフェラが開始された。先ほどより本気で舐めている。手を替え品を替え、さまざまなテクニックを用いながら舐めているのだが、先ほどのガチギレが効いているのか全然気持ち良くない。その後もう一度騎乗位をされるのだが、これも明らかに精彩を欠いている。基本がなってない。

 

このままだと中折れしてしまいそうな雰囲気すらあったので、ここで起死回生の一手を打つことにした。

 

「...寝バックなら...イけるかもしれません...」

 

「寝バックか...できるかな...」と言いながらも、嬢はうつ伏せになり、膝は立てた状態で「ここで入れて、抜けるから」と冷たく言い放った(興奮した)。お言葉に甘えて挿入し、そのまま完全に伏した状態になると、今度は痛いと言われないようにゆっくり、丁寧に動作することを心がけた。軽い負荷でフォームを大事にするトレーニーのようである。

 

この嬢は膣が狭いこともあり、寝バックの密着感がとても素晴らしかった。ちんこを包み込む刺激が普段よりも強く、ゆっくり動かしているだけでイきそうになってしまう。まあさっきまでイかないかもとか言っていたので、全く贅沢な話なのだが。そんなこんなで、痛いと言われることもなかったので少しずつペースを上げていって無事射精完了。喘ぎ声とかは一切なかったし、気持ち良さそうな演技すらしてもらえなかったが、ここまでSっぽい嬢に会ったのは初めてだったので、面白かった。

 

ピロートークでは、嬢によるセックス講座が開講された。膣の構造、挿入の際に注意することや、何がどうなって痛いのか等々、色々と言葉強めに教えてくれた。なんだかんだ面倒見が良いというか、Sなんだけどそういうところがしっかりしてるのがとっても良いなって思いました(小並感)。

「お前はちょっとデカめだから女の子とする時はこういうことに注意しろ」と言われたのは、しかと胸に刻んでおく。

 

最後にもう一度風呂に入った時に聞いてみた。「なんか部屋入った時からキレてませんでした?」と。すると「キレてないよ。そう見えた?よく言われるんだけどね笑」と、恥ずかしそうに照れ笑いしていた。ガチギレじゃなかったのか、とちょっと悔しい気持ちになったり。

最後の照れ笑いは彼女に似つかわしくない(とか言ったら殺されそうだ)なと思いながらも、とても可愛らしく見えた。

 

 

土浦のソープに初めて来てみて、吉原とは全く違った経験ができたなと思う。吉原が王道のソープという感じで、土浦はまぁ、なんというか、邪道?というか...なんとも形容し難い雰囲気なのだが、個人的には結構面白かったのでまたいってみても良いかなという気持ちである。

 

新たな扉が開いた気がする。楽しかった。また来ます。