やわらか深海魚の日記

ポールダンスが趣味です。

【続】22歳童貞(彼女いない歴=年齢)が飛田新地に行って童貞卒業してきた話

前作の続編になります。もし良ければ前作もお読みください。

 

https://yawarakashinkaigyo.hatenablog.com/entry/2021/11/20/091527

 

 

 

 

 

 

宿泊先に戻ったオレは友人と「どんな体位でしたか」「何に興奮したか」というようなことを語り合った。そしてこのミーティングで友人からある行為についての話を聞き、「オレもやってみたい!」と思った。それを発動させるには魔法の言葉が必要なのだが、それはまた後で。

ミーティングもそこそこに、観光で歩き回って疲労した体は休みを要求しており、先程まで感じていた甘い時間に思いを巡らせながらベッドに腰を振り、眠りについた。

 

翌日2日目は一日京都観光。様々な寺社仏閣を巡ったが、バスの移動中など、少し時間が空くと思い出すのは昨晩の情事。脳が完全にピンク色になってしまっている。病気だ。

そして2日目の観光と同時並行で昨晩から「ワンチャン素人釣れるのでは?」という100%不純な動機でTinderを始めたのだが、bioに「ヤリモクです」って書いたら一度もマッチしなかったので即アンストした。クソがよ。

 

そして最終3日目。金閣や嵐山などを観光し、その後大阪に向かう。

ただ、ここですぐ帰るのでは味気ない。そうだ、飛田新地、行こう。

 

 

というわけで2度目の飛田新地である。もう最寄りの動物園駅からのルートは頭に入っているので、マップすら開く必要がない。友人はあまり乗り気ではなかったが、オレが行きたかった。初体験で完全にシコ狂いになってしまった。

 

昨日と同じくメイン通りから歩いていく。そしてそこであることに気付く。前回は緊張であまり周りが見えていなかったのだが、いざ周りを見渡してみると冷やかしできている若者が多いのだ。彼らは女の子に目も暮れず、ただ観光地として雰囲気を楽しみに来ているのだろう。そんな彼らの姿を見てムラムラ...じゃない、イライラしてきてしまった。

 

「こっちは本気でセックスしに来てんだよ。ぶち殺すぞ」

 

気を取り直し、友人に「一昨日お世話になった子いたらめっちゃおもろいな。もしいたらもう一回行くわ!」などと冗談混じりに話しながら青春通りを歩いていると

 

いるではないか。天使が。マイスイートハニーが。

 

まさかいるとは思ってなかったので、ちょっとタマヒュンした。なんじゃそら。そんな偶然ある?という気持ちでとりあえず高架下まで避難。友人から「オレは待ってるから行ってこい」と言われる。これはもう行くしかない。股間と札束を握りしめ、オレは再び初体験の相手のお店に行くことにした。

 

前回と同じ手順で入店。しかし様子がおかしい。2日前に来たのになんだこの他人行儀な感じ。「あれ?もしかして忘れられてる?」この嫌な予感は的中し、普通に忘れられていた。例えるならそう、睡眠時間と命を削ってやり込んだゲームのデータが消し飛んだ時の喪失感に近い。悲しい気分になりながらもオレは再び20分を選択し、決して安くはない料金表を見て「つくづく風俗は札束で殴り合う格ゲーだな」と思いながら女の子と話す。「飛田は初めて?」「いや、2日前にきました」「どこのお店?」「ここです」「えっ嘘!どこから来た子やっけ?」「千葉です」「あー!思い出したわ!」なんとか思い出してもらえたみたいだ。とてもえっちですね。

 

そして前回と同じ流れで体を拭かれ、ゴムをつけ、フェラが始まる。そこで初夜の友人からのアドバイスを思い出す。「オレは顔をガン見してる」

そのアドバイスに倣い、オレもしゃぶられているところをガン見することにした。すると、昨日よりも感度が上がった気がする。しかもよく見ると唾液がちんちんを伝っているではないか。これはえっちだ。えっちポイント+100

 

興奮を抑えきれない中、オレは初夜の友人とのミーティングで得た魔法の言葉を遂に唱える...

 

 

 

 

 

「ーおっぱい舐めていいですか?ー」

 

 

 

 

 

一瞬時間が止まった気がした。というのも、飛田新地では乳舐めはグレーゾーンの行為なのだ。女の子が嫌がればできないし、大丈夫ならいける。2日前の様子から「恐らくこの子ならいける...!」と思っていたが、実際に聞いてみないことにはわからない。この言葉はオレにとってある種賭けだったのだ。

童貞の対義語はおっぱいだ。それほど童貞にとっておっぱいは遠い位置関係にある存在なのである。「何を言ってるんだコイツは」と思っただろう。大丈夫、オレも何言ってるかよくわからない。

 

緊張の刹那、女の子が口を開く。

 

「いいよ?❤️舐めて❤️

 

勝った。我が軍の勝利だ。

この後めちゃくちゃセックスした。

(これが言いたかった)

 

フェラから騎乗位へ。女の子の股間金閣寺が光り輝いている。オレの股間通天閣も前回より元気だ。「金閣寺通天閣、なんて文化的な旅行なんだ!」と思った。

騎乗位も前回よりは覆い被さるようにしてくれたり、サービスの質も上がっていた。体が密着して感じる熱が心地よい。昨日も思ったけど、なんで女の子の体ってこんなすべすべで柔らかいんやろ。えっちポイント+100。

そして騎乗位から昨日と同じ流れで対面座位に体位を変える。その際、目の前に現れた乳を眺めながら心の中で

「そりでは、頂きまつ」

 

 

 

 

「ジュポッ‼︎ジュルルルルルルル‼︎チュパッ‼︎

 

 

 

 

 

下品な音と共に一息に右乳を吸い尽くす。下の上で乳首を転がし...ってアレこれ官能小説でしか見ない表現。まあとにかくめちゃくちゃ右乳を吸った。「これが乳の味か!!22年ぶりだぜ!!」と心の中でガッツポーズを決め、後で絶対母親に謝ろうと思った。そして宿での友人との会話を思い出す。

 

〜回想〜

 

友「おっぱいを舐める時はな、赤ちゃんになるんだよ。」

 

ワイ「どういうこと?」

 

友「心も体も赤ちゃんになるんだ。もし君が魔法の言葉を唱えることができ、乳を吸うことができたら、バブバブ言ってみなさい。新たな世界が開けるぞ。」

 

ワイ「そういうもんなのか...明日やってみるわ...

 

〜〜

 

さすがにバブバブは言わなかった。と、同時に、赤ちゃんとかいうおっぱいチュパチュパしてバブバブ言って生きてるだけで誰からもチヤホヤされる謎のハゲ、ガチで腹立ってきたな。

 

乳を堪能した後、再び抱き合う姿勢になり、肌の温もりや匂いを感じる。すると、目の前に揺れ動くポニーテールがあるではないか。目の前に出されたものを食べないのは男の恥だ。オレは長年の夢であった「ポニーテール食べ」を実現するべくハムッっと少しだけ口に咥えポニーテールも堪能した。新たな扉が開いた気がした。対面座位の最中、体の密着感と熱に絆され脳が溶けそうになる...昨日より息遣いを感じる余裕もある。そして思わず「キスはダメですよね...?」と言ってしまった。

飛田でキスはNG行為である。オレ自身、ちょっと潔癖みたいなところがあるので「どんなに可愛い子相手でもキスだけはしたくならないだろう」と、友人に宣言していたのだが、滾り溢れる性欲の前に理性は無価値であることを思い知った。そして「キスはごめんね...」とあっさり断られ、オレのファーストキスは今後に持ち越しとなった。

 

その後昨日と同じ流れでバックに移行。「2回とも同じ体位かよ!」と思ったかもしれないが、逆に考えてみてほしい。2日前まで童貞だった男にそんなトリッキーな体位ができるだろうか?否。中折れしてイけずにタイムアップするだろう。そんな危ない橋は渡れない。

とはいえ、少し冒険したい気持ちもある。そこで友達に教えてもらった「タイタニックバック」に挑戦することにした。

タイタニックバックとは、四つん這いでバックの態勢から相手の手を持ち、膝立ちの状態で体を起こして後ろから突くというものだ。どうやらこれをすると女の子は気持ちいいらしい。いや、知らんけど。

 

バックに移行後、手を取りタイタニックバックへ。脳内に「エンダアアアアアアアアアア」というタイタニックの音が響き渡る。史上最悪な使い方だろうから著作者に訴えられても文句は言えない。

 

やっぱり最後は正常位、ということで正常位へ。前回はあんまりうまくピストンできなかったのだが、今回のオレはホテルのベッドでの練習の成果もあり、前回よりはうまくできるようになった。

次第に早まるテンポ。期待に高まるチンポ。そしてスピードが最高潮に達したその刹那、今まで「んんっ...はあっ...あっ...❤️」というような単調な声しか出していなかった女の子が「気持ちいい...❤️」と言ったのだ。なんてことだ。前回は気持ちいいの「き」の字も出なかったぞ!成長したということか...!この言葉で理性が完全に吹っ飛んだ。そのまま最速のピストンでフィニッシュへーー

 

ぐったりと女の子に覆い被さるオレ。オレの頭をポンポンしながら「疲れちゃった?❤️」と女の子。とても疲れました。セックスはスポーツです。ここに宣言します。

 

終わった後、ちんこを拭かれる世界一情けない時間を過ごしながら、ピロートークをする。そこで「昨日なぁ、お兄さん見てうちも体鍛えようと思って、コンビニでプロテインのやつ買って飲んだんよ〜」と女の子。その言葉はたとえ嘘でも嬉しい。絶対結婚しようと思った。

 

そして着替える際、机の上に昨日はなかったはずの紙が置いてあることに気づいた。これはなんだろうと手に取って見ていると「あっ、名刺欲しい?」と言われる。欲しくないわけがないだろう。

 

「要ります(イケボ)

 

ということで、直筆メッセージも入れてもらい、名刺をもらった。「字汚くてごめんね。私"あい"っていうの」「そんなことないよ。結婚しよう」

ガチ恋シコ狂いという世界最悪の生物が今大阪の地に誕生してしまった。

 

 

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あいちゃんとお店のおばちゃんに別れを告げ、魔除けの飴を手に友人の元へ。「真っ当な教育を受けている人間は、23日の旅行で2回も風俗に行かない。道徳の授業受け直せ」という友人の言葉を軽く受け流す。なぜならオレは今ものすごく気分がいいから。

 

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ちなみにあいちゃんの顔だが、俺が知る限り一番近い子は≠MEの尾木波菜ちゃんかと思う。似ているかといわれるとそうでもないのだが、系統としてはそういう感じの子だった。ドタイプでした。じゅるり。

 

 

寂れた商店街を歩き、帰路に着く。本当にいい旅だった。旅費の半分くらい風俗で溶けてるけど。後悔はしていない。心が豊かになるとても良い経験だった。

 

頬を吹き抜ける冷たい風がいつもよりほんの少し暖かく、優しさに包まれた気がした。

 

おわり