やわらか深海魚の日記

ポールダンスが趣味です。

「好き」ってなんすか

好きってなんなんだろう。


私事ではあるが、11月末くらいからマッチングアプリを始め、そこで連絡を取り合った子とご飯を食べに行くことになった。それまで女の子とサシで飯とか行ったことのない私にとってそれはとても心躍る出来事なわけだ。思えばこの頃から熱に浮かされていたのかもしれない。


そんなこんなで電話したり、実際にあって食事したこともあって、自分としては「この子のこと好きだなぁ〜」とか思い始めた気がしたが、連絡のペースが遅くなってくると次第に「相手にとって僕は数ある男のうちの1人なんだなぁ」とか思い始めてしまって、そもそも自分が相手のことを好きだと思っていた感情すら嘘のような気がしてきてしまう


"自分は本当にこの子のことが好きなのだろうか?"


そう考え出すと、「自分が恋愛をしたかったのか、それともただセックスをしたいだけだったのか」ということが頭に浮かんでくる。勿論僕も男なので、「そういうことをしたくないか?」と言われればそれは嘘になるが、「何がなんでもしたいか?」と言われればそれもまた違う感じがする。


'好きだからセックスしたい"


この感覚は至極真っ当だと思う。好きな相手とセックスしたくないという人はいないと思う。しかし、"セックスしたいから好き"が成り立つかと言われればそこはうーん...と思う。

好きという感情は自然発生的に生じるものだと思うし、この人を好きになろう!と思って好きになるものではないと思う。ということは、感情が"好き"と捉えれば、それは"好き"なのかもしれない。たとえ後付けの"好き"でも。


では僕自身はどうか、と思い返してみれば、後付けの"好き"なんじゃないかなぁという気がしてきている。自分がただセックスしたいだけの人であるということを受け入れたくなくて、自分が相手のことを好きだと錯覚してしまえば、"好きだからセックスしたい"と、言ってしまう事ができるからだ。そうすれば理由付けは簡単だし、自分自身を都合よく解釈できる。


「結局自分は自分に都合良く生きたいだけなのかなぁ。」「相手を幸せにしたいなんていうのは建前なのかなぁ。」自分で色々と考えてみても答えは見つからない。恋愛というのは、その過程で悩み苦しみ、どう考えて何を感じたか、その繰り返しなのかもしれない。今は本音か建前か区別のつかない"好き"という感情も、何度もこういう経験をしていく事で気づく事ができるのかなぁ。



人の心ってむずかしいね。